2012年1月2日月曜日

2011年と2012年

新年あけましておめでとうございますm(_ _)m

今日は2011年の振り返りと2012年の展望について書いていきたいと思います.

2011年


2011年ってどういう年だったというと「コード書いてました^^;」という1年でした.
1年間で3000時間コードを書いたる!という思いで1年過ごしてきました.さすがに3000時間はいってないですが,それでも2000-2500時間ほどはコーディングに費やしていたとおもいます.そのほとんどがおそらく開発というよりは勉強に費やした1年でした.2011年の始まりも終わりもコーディングしながら迎えたものでした.

2000時間と言うと1年間が24*365=8760時間.うち6*365=2190時間は寝てる時間なので起きてる時間のうちのだいたい3割はコーディングしているという1年でした.案外やってないですね.今年は起きてる時間の5割くらいはコーディングに使いたいものです.

僕は1万時間の法則を信じてますので,これをあときちんと2年間続けた上で,自分のエンジニアとしての可能性を見つめ,この道を追及していきたいなとおもってます.

製品


2011年は製品をリリースしました.Gunosyというサービスなのですが,簡単にいうとSNSを解析することでニュースをパーソナライズ化するサービスです.詳しくはこの記事(僕がGunosyをつくった理由)を見ていただければとおもいます.




2011年はなんといってもGunosyの開発メンバー.「家族かっ」てくらい一緒にいました笑.本当にエンジニアリングが物作りが好きなメンバーが集まって,最高な仲間です.

ですが,はじめは本当に仲間がいなくて1人でこういうの作りたいって作り始めては,自分の力不足を感じて挫折するって繰り返しでした.お蔵入りになった製品が何個もありました.「一体僕は何やってんだってろう...」って思う時間の方がながかった気がします.3月-6月くらいはなんとか奮い立たせながら,やっていた気がします.それでも自分が本当に作りたい物は何だろうって考え続け,いろんな人を誘って,思いを伝え続け,製品を形にしていって,ようやく「チーム」ってものがぼんやりとできてきた気がします.何をやるにしても仲間は大事です.(本当に!)

あと口ばっか動かしてないで,手を動かして動く製品つくってそれで仲間を口説く,協力してもらうってのはとても大事だなと痛感しました.みなさん鬱になったときは手を動かしましょう笑

もう一つ.2011年は結果として同世代の起業家や色々な投資家の方と知り合うことになりました.けど不思議なことに自分からがつがつ会いにいったって人はほとんどいません.どちらかというと2011年は引きこもろうとおもってましたが,Gunosyを作って以降,様々な人から会いたいといっていただき,本当に魅力的な方々と出会うことができました.(本当に声をかけていただいた方々はありがとうございます)

特に同世代なのにもう自分の道に覚悟を決めて突き進んでいる姿を見ていると,僕も負けられない...って思いが日増しに強くなります.これからもいい仲間であり,そしてライバルでありつづければなと思っております.

それとGunosyを作って感じたことは本当にいいもの,面白い物を作ろうとしているだけでいろいろな人に会えたり,協力していただけたりするので,「僕は人脈がないしな...」とか「がんがん人にあってかわいがってもらえるようなコミュ力ないし..」って悩んでいる人は,そんな心配はまったく必要ないです.見てくれてる人はやっぱり見ていてくれてるので,きちんと「自分が面白いと思える課題を見つけてそれを全力で解いていくということ」に集中することが大事だとおもいます.僕もGunosyのリリース前までは,ほんとのほんとに無名でした.(今も無名ですが)だからとにかく考え続けて,手を動かしつづけることだとおもいます.2012年も僕はそう生きていきます.

そして2012年


2012年はGunosyを中心とした生活になると思います.Gunosyをつくりたいとおもった初心を忘れず,「Webを使いもっと賢くなれる,人間の知を拡張していくようなサービス」にさらに近づけるようにがんがん開発していきたいと思います.Googleが発明したページランク,FacebookとTwitterが発明したソーシャルストリームの次にくる新しい「知の秩序」の第一歩を築き上げます.そしてそれが自己満足でなくユーザーの体験をもっと良くするような製品にします.具体的には最低でもユーザー10万人規模に広げたいと考えています.

おそらくGunosyは今年の最初の3ヶ月が本当に勝負で,ここでユーザーの体験を劇的に変えられるような製品が作れなければ,おそらく1年後,Gunosyは存在していないと思います.そういった危機感をもちつつ,この新しい分野の可能性に賭けていくのでのでぜひ期待してみていてください.

またもっと個人的な話として2012年はエンジニアとしてもう2,3段階上にステップアップしたいと考えています.具体的にはデータマイニング,自然言語処理,機械学習の分野をさらに深めていきます.全てがネットワークにつながり,膨大なデータが蓄積されていく時代に重要なのは「蓄積されたデータを分析し,サービス・ユーザーの体験をリアルタイムで改善していくこと」だと僕は確信しています.これがWeb以外のオフラインの分野でも起こるでしょう.大学院ではそういった理論を勉強しつつ,Gunosyでそれを実践し,さらにフィードバックをえ,それをふまえて理論→実践のサイクルを回していきます.この分野で世界で通用すると思えるような技術を身につけていけれればと思っております.また学んだ知識を技術ブログなり,論文のサーベイ,githubでのコードの公開といった形で共有していければなと思っています.

2012年は色々な意味で僕の転機となる年であり,またどの道を進むにせよ大きな決断を迫られる年だと思っています.色々とご迷惑をおかけしますが,必ず面白いことをやってのけるので2012年も温かく見守ってください.よろしくお願いしますm(_ _)m

2012年 1月2日 福島良典

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